2023.02.04お知らせ
メンタルケアな話し
先日、新規のお客様がご来店されてカウンセリングをしながら、カラーリングしました。
少し何かのキッカケで会話をしてると、ポロポロと涙を流し始め私はびっくりしました。
「どこか具合悪いですか?」話しかけたらお客様から
「実は数ヶ月前に主人を突然なくしました。まだ43歳でした。」と・・・。
私は、まだ、心の傷が癒えていないと思い
「涙は出るのを我慢する必要はありません。きっとご家族やお子様の前で我慢してきたはずです。
だから、この場で泣いて行ってください。」とそっと肩をなでながら話を聞いてあげました。
まだ子供が小さいこと、これからどうやって暮らしていけばいいのかわからない先が不安だ。
など・・・。
もちろん、家族を失った経験は想像するよりも大変なことでしょう・・・。
お客様は今、数ヶ月経ってようやく思い出が溢れて出てきて、本人に話がしたくてももうできないと
悲しんでいました。人生には辛い事、苦しい事、悲しい事が沢山あるけど、それをひとつずつ鮮明に
覚えていて心が壊れてしまうそうです。忘却は苦しみを和らげるためのセーフティー装置でもありま
す。無理に忘れる必要もないけど、ゆっくりゆっくり思い出を心の引き出しから出しては悲しみ、涙を
流しながら気持ちの整理整頓をすることだと思います。少し誰かと話がしたい、家族には言えないこと
もあるけど、美容室へ来た時にちょっとお話相手になれれば、楽になれるかもしれませんネ。
メンタルケアアドバイザーとしての聞く力、共有する気持ちを大切にしています。
人は悲しみも、苦しみも乗り越えて強くなると思ってます。
そんな力強く乗り越えようとしている方々を支え、応援していきたいと思います。
大丈夫!!ゆっくりでいいから・・・。
一歩前に踏み出した時きっと素敵な笑顔を取り戻してるから・・・。
今年は前を向いて歩いていけるそんな一年になりますように!!